警察官をかたる詐欺が増加。ことし1~4月までの特殊詐欺の被害総額は約392億円、全体の6割強(約247億円)が警察官をかたる詐欺。手口も巧妙化、スマホを持たない相手に自動音声ガイダンスで行う詐欺、現金以外を求める詐欺などもある。特殊詐欺に詳しいジャーナリスト・多田文明は「相手に合わせた形で騙す」などと解説。カンボジアの特殊詐欺拠点とみられる建物で日本人約30人が拘束された。警察官をかたって日本国内に特殊詐欺の電話をかける「かけ場」として使用したとみられ、パソコン・スマートフォン・警察官の制服のようなものが押収された。SNSを使っての連絡や逮捕状をSNSで送付、警察官によるATMでへの誘導、携帯電話の送付は無いと警察が注意喚起している。コメ激安販売詐欺も急増。サイト内の日本語の表記や、価格が不自然に安い、問い合わせ先がフリーメールになっていないかなど要チェック。今後は備蓄米の販売を装う詐欺や、「改正戸籍法」に便乗した詐欺にも注意。届け出に手数料は不要、届け出をしなくても罰則はない。