磯村勇斗は2020年11月以来2回目の出演。この4年で俳優として成長し、去年はキネマ旬報ベストテン・助演男優賞を受賞した。映画「月」では難しい役どころに挑んだ。鶴瓶は「月」を監督した石井裕也を取材。磯村は授賞式前の控室で1人だけポツンと立っていたという。常に命を狙われる存在になるという覚悟を持って演じた。役に入り込み過ぎてこれ以上は行かないようにしようと思ったと語った。石井監督との出会いは俳優として転機になったという。高校時代の磯村は50~70代が所属する劇団「沼津演劇研究所」で演技の基礎を学んだ。石井は磯村が真面目過ぎて不服だったという。