北朝鮮の金先敬外務次官が29日、アメリカ・ニューヨークで行われている国連総会で演説し、北朝鮮は、米・韓・日による軍事協力体制がより侵略的になっているなどとのべ、“核を絶対に放棄しない”と強調した。そして、戦闘が続いているパレスチナ自治区ガザ地区をめぐっては「虐殺が行われている」としイスラエルに撤退を求めたほか、パレスチナの国家樹立について「全面的に支持する」と表明した。演説後、金先敬外務次官は国連のグテーレス事務総長と会談し朝鮮半島情勢や国連と北朝鮮の協力強化について意見交換を行ったという。北朝鮮が国連総会に大使以外の高官を派遣するのは7年ぶりとなる。