大阪・千早赤阪村には3つの小中学校があり、給食は村が運する給食センターで作られている。献立は栄養教諭によって作られているが、阪本さんは連日頭を悩ませている。物価高騰の中で1食350円でメニューを立案しなければならないため、単価の高い材料を減らし、野菜が高ければその分を減らし別の安い野菜で補う必要がある。食材の調達は毎月教師やPTA代表らが食材を選び、価格と味を吟味してなるべく安くて美味しい食材を選ぶようにしている。また地元農家から野菜を直接仕入れるなど、少しでも安く食材を調達できるよう努力しているが地元の農家にも袋詰の手間が省けるなどメリットがある。調理の際は手作業で作ることでメニューごとに微妙に変わる食材の量に柔軟に対応している。この日の食材費は合計327円にすることができた。