50代「わたしの台所物語」について宮本さんは「寛さんも一緒に食べていると思う。天国からあったかい家族が同じように食べてて幸せ。大変なことを超えて今生きてること、僕たちは生きてるんだから生きることに集中して幸せを持続したほうがいいんで。素晴らしい」などと話した。松田さんは夫を亡くして1年あまりで悲しみは癒えないが家族がグリーフケアを受けたり地域のつながりに支えられたりしていると話した。この取材は同じような状況の人と共有したいという思いで受けたということ。市政の人の台所を訪ねる連載を続けてきたエッセイスト大平一枝さんは松田さんの台所について「台所は作る場所だが心を繕ったり修復したりする場所だなと思った。300件の取材で大切な人を亡くされた人で思い出すのが辛く処分した、リフォームする人は1人もいない。いるけどいないと台所が伝えていくものもあるし家族が心をなだめて大鍋とともに日々を刻んでいる」などと話した。