世界で子供のSNS利用に規制の動きが広がっている。ロイター通信によると、オーストラリア・アルバニージー首相は子どものSNS利用禁止法案の年内提出を表明。インスタグラム、TikTok、Facebookなどが対象となる見通し。首相は子どもが有害コンテンツに触れることやネットいじめに対し懸念を示す。アルバニージー首相は「子どもが端末から離れ、フットボール場やプール、テニスコートに行く姿がみたい。子どもたちに生身の人間とのリアルな体験をしてほしい」と話した。SNS利用の禁止は14歳未満~16歳未満で検討。米国でも厳しい目。今年1月、米国議会上院の公聴会ではFacebook、インスタグラムを運営するメタ社のザッカーバーグCEOら経営者らが出席。リンゼーグラム議員は「あなたたちの手は血で汚れている。あなたたちは人を殺す製品を持っている」と。SNSを人を殺す製品と表現。会場にはSNSが原因で子供が被害に遭ったと訴える家族の姿も。証言映像も流された。今年3月、米国・フロリダ州では14歳未満のSNSアカウント取得を禁止する法案が成立するなど子どものSNS規制は米国各地で拡大している。