ロシアのプーチン政権でアメリカとの交渉役を担うドミトリエフ大統領特別代表は3日、訪問先のアメリカの首都ワシントンで記者団の取材に応じた。この中でドミトリエフ氏は2日と3日にトランプ政権側と会談を行ったとしたうえで、交渉の進捗について“多くの問題において「3歩の前進」があった”と述べた。そして“対話や解決のプロセスには時間がかかるだろうが間違いなく前向き、かつ建設的に進んでいる”と述べ、ウクライナでの停戦を巡ってトランプ政権側との協議を継続していく考えを強調した。またトランプ政権について、“バイデン前政権とは異なり問題を解決する決意を固めている。彼らは非常に礼儀正しくふるまいロシアの立場を理解し、多くの質問をして妥協点を見つける。これこそが建設的な精神だ”と評価した。さらにドミトリエフ氏はトランプ政権側との会談についてSNSにも投稿し、アメリカからロシアへの投資や両国間の直行便の復活などについても議論したと明らかにした。