2025年8月16日放送 21:54 - 22:52 テレビ朝日

サタデーステーション

出演者
柳澤秀夫 板倉朋希 高島彩 桝田沙也香 仁科健吾 
(オープニング)
6年ぶりの対面に世界が注目 ウクライナ停戦協議の行方は…

アラスカでトランプ大統領とプーチン大統領が6年ぶりに対面。世界が注目したウクライナ停戦協議の行方について、このあと詳しく伝える。

オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
トランプ氏「10点満点」自賛も 会談の成果は?「プーチン氏勝利」の見方

歴史的な会談を終え、アンドルーズ空軍基地へ帰ってきたトランプ大統領。6時間のフライト中、ほぼずっとゼレンスキー大統領やヨーロッパ各国の首脳と電話会談していたという。その内容について、SNSで「目指すのは停戦ではなく、和平協定の締結」と投稿した。来週の月曜日には、ワシントンでゼレンスキー大統領と会談すると発表した。トランプ大統領は会談後、FOXニュースのインタビューでゼレンスキー氏について言及した。そのゼレンスキー氏は、トランプ氏からプーチン大統領の思惑について報告を受け「私は三者会談が行われない場合、またはロシアが戦争の公正な終結を回避する場合、制裁を強化すべきだと主張した」とSNSに゙投稿した。

トランプ大統領は、プーチン大統領との会談内容を「10点満点」だと自画自賛した。一方で、CNNやTIME誌はトランプ氏に成果がなかったと冷ややかに伝えている。首脳会談の舞台となったのはアラスカ州。19世紀にアメリカに売却されるまではロシア領だった地。トランプ大統領はレッドカーペットで迎えた後もプーチン氏を大統領専用車に同乗させるなど異例の厚遇で会場に向かった。実は、遅刻魔としても知られるプーチン氏。3月にはトランプ氏との電話会談を始める予定だった午後4時に国内のイベントに出席中だった。しかし、今回は遅刻せずに現地入りしている。当初の予定から大きく変わったのは会談の形式。1対1ではなく3対3に変更され更に、ランチミーティングも中止になった。一方でトランプ氏が会談の結果次第としていた共同会見は予定どおり行われたが、停戦に向けた具体的な言及はなかった。

慶應義塾大学・廣瀬陽子教授は「ロシアは何も譲らず会談を終えることが出来た。一方交渉を行ったのでトランプ大統領も次の制裁に踏み込みにくくなった。いまのロシアのウクライナ占領地は日本の北方領土のような状態になる」と指摘した。会見後、ロシア側は笑顔で話す2人の動画を公開した一方、アメリカ側はプーチン氏に迫っているかのような写真だけを公開した。キーウ市民からは「トランプ氏はプーチン氏と同じ印象だ。何を考えているのかわからない」などと話していた。ロシア側の交渉担当者であるドミトリエフ氏は「トランプ氏が米露間の経済協力の可能性を示したことは重要だ」と述べている。

米ロ双方の思惑は 停戦に向け今後どうなる?

米露首脳会談が行われたアラスカからの中継。トランプ氏はSNSに戦争を終わらせる最善の策は停戦ではなく和平合意だと投稿したが、一部のアメリカメディアは米ロ首脳会談の中でプーチン氏が望んだことなんだと伝えている。プーチン氏の目的はできる限り時間を引き延ばすことにあると指摘する声が上がっている。前田洋平モスクワ支局長は「トランプ大統領は西側諸国から支援を受けるウクライナの解体をプーチン氏から説得されたもしれない。もちろんウクライナは受け入れることはできない。メドベージェフ前大統領はトランプ大統領の対応を受けウクライナで戦闘を続けながら協議をすることが可能だと証明したと述べている。ヨーロッパやウクライナはまず停戦してから協議をしようと求めていたが、トランプ大統領の言動からはそうした本来の立場から遠ざかっていく可能性がある」と指摘した。一方、トランプ氏は「戦争を終わらせることができるかどうかはゼレンスキー氏にかかっている」と責任を負わせるような発言をしている。仲介役としての成果を全面的にアピールしたいトランプ氏は圧力を強め譲歩を迫る可能性も考えられるという。

会見で見えたプーチン氏の胸中 停戦のカギは「NATO非加盟」?

米露首脳会談について、ジャーナリスト・柳澤秀夫は「気になったのは共同記者会見でプーチン大統領は紛争の根本的な問題を取り除かなければならない。これを受けるような形でトランプ大統領がNATOとゼレンスキー大統領に電話する。このあと、最終的には彼ら次第とまで言ってる。根本的な問題の中には、ゼレンスキー政権の正当性の問題、領土を巡る問題に加えて、ウクライナのNATO加盟を阻止したいという思いが透けて見えてくるような気がする」と指摘した。そういう意味で「両国の信頼関係をどう構築するのか、それをどう保証するのかに道筋が見えないと問題の解決はなかなか見えてこないと思う」とコメントした。

“お盆休み”終盤Uターンラッシュはピークに 猛暑日100地点超 ゲリラ雷雨で冠水も

今日はお盆休みのUターンラッシュがピークを迎えた。京都では先祖の霊を送る伝統行事五山送り火が始まった。最大9連休も終盤、猛暑日地点は2日連続で100地点を超えた一方、朝は天気が良かった都内でも午前10時過ぎに天気が急変。埼玉や静岡では1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降ったとみられ気象庁は記録的短時間大雨情報を発表した。今日、都内で行われたコミックマーケットの会場では日傘をさしたり首にタオルを巻いたりとさまざまな暑さ対策がみられた。厳しい暑さの中人気観光スポットの鎌倉では大渋滞が発生。来週は暑さが更に厳しくなり関東でも40℃に迫る予想が出ており、災害級の酷暑が続くようだ。そしてきょうは高速道路でも午後8時になっても東北道上り上河内SA付近で13kmなど渋滞していた。

今週記録的な大雨に見舞われた九州。熊本県上天草市では、今月に入り平年のおよそ3倍となる550ミリを超える雨が降った。猛暑日に迫る厳しい暑さの中、お盆休み返上で片付け作業が行われていた。美容室を営む大礒美和子さんは暑さの影響で乾燥した泥が粉じんとなって舞うため常にマスクを着用していないとにおいがきつくて作業できないという。作業中、泥まみれになった常連客のリストが見つかり「無理とは思ってるけど捨てられない」とも話していた。

新米販売スタート 価格は高止まり お盆のなか早場米収穫進む

関東の早場米の産地として知られる千葉・柏市では「ふさおとめ」の新米の収穫が始まっていた。注目の価格は税込で4298円だった。スーパーの侭田由美店長は「問屋さんは価格が下がることはないかもと言っていた」と話していた。全国のスーパーで販売された米の直近の平均価格は5キロ当たり税込みで3542円と2週ぶりに値下がりしたが、依然高止まりは続いている。

小泉農水大臣は増産と価格の暴落を防ぐために輸出を拡大する方針を打ち出している。実際に輸出の拡大は可能なのか、アメリカロサンゼルスを取材した。ロサンゼルス近郊にある日本米にもこだわっている寿司屋では連日、地元の方で予約満杯になっているということだ。店で出す米もネタもほとんどが日本産。日本食のブームを追い風に2019年に比べ、コメの輸出額は5年間で2.6倍に拡大したが、政府は2030年の輸出量をさらに8倍に増やす目標を掲げている。一方、ロサンゼルスで人気の日本産の米にこだわるおにぎり店では販売するおにぎりの値段が、ほとんどが日本円でおよそ1000円となっている。お客さんの評判もいいようだが、店長によると日本産米は価格競争力の面で課題があると指摘している。

輸出といえば避けて通れないのが関税だ。新潟で米の卸売輸出も手掛ける豊永さんによると、以前はアメリカ向けが7割を占めていたが「現在は様子見」と語っており、アメリカへ輸出予定だった米は全てフランスやUAE、南アフリカ、オランダ、モルディブなど別の国へ輸出することになった。政府が掲げる輸出の拡大については「国によって規制が違うので安定するまで5年かかった。輸送費も平気で3~4倍にあがる。そこら辺に手を打たないと輸出なんて伸びない」と訴えた。

コメ増産で海外輸出拡大へ でもホントに売れる?課題は?

コメの海外需要の開拓や輸出拡大を進める「全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会」の細田専務理事にによると「余ったから売るのではなくておいしいから売るという考え方が重要」と主張している。また現在世界には100か国以上におよそ20万店の日本食レストランがあるということで増加傾向にあるが、その中にはなんちゃって日本食も多く、日本産の米と米関連食品の潜在需要というのはまだまだあるとしている。一方で細田さんは「強豪国の米と戦うためには生産コストを抑えて価格を抑えられるかが課題」とも話している。ジャーナリスト・柳澤秀夫は「政府の補助金が出てる輸出用には国内に回せないという制度上の問題がある。更に国内で増産するといっても生産農家からしたらお金がかかる。もし方針転換したらはしごを外されかねないという不安も不信感もあるので、政府が信頼を獲得する努力が必要」と指摘した。

戦後80年
ナチスによるユダヤ人大量虐殺の過去 ドイツ“負の歴史”伝える史跡で異変

ナチスによるユダヤ人の大量虐殺。負の歴史の爪痕が今も各地に残るドイツ。戦後80年、歴史を語り継ぐはずの史跡で異変が起きている。ドイツの首都ベルリン、ヒトラー最期の地。ヒトラーは組織的な大量虐殺ホロコーストを主導し、約600万人のユダヤ人が殺害された。負の歴史への反省、ダークツーリズムはドイツでは記憶を伝える場として浸透している。今、ダークツーリズムへの攻撃が相次いでいる。ブーヘンバルト強制収容所記念館の木が切り倒されたという。ナチスの象徴“かぎ十字”は法律で使用が禁止されている。なぜ攻撃が増えているのか。ブーヘンバルト強制収容所記念館のイエンワーグナー館長は「ナチスの犯した罪と向き合うことに対するドイツ人の意識は明らかに低下している」と話す。負の歴史への向き合い方への変化が起きている。 ナチスの過去に対する極右政党AfDの姿勢がこれらの攻撃に影響し、歴史の書き換えにつながるのではと懸念している。

“負の歴史”とどう向き合う?「過去の罪には終止符」は日本でも?

ナチスの過去に終止符を打ちたいという動きをどう見るか。柳澤秀夫「ドイツの状況が日本の状況と似ているとみえる。過去の歴史とどう向き合うか問われている」とスタジオコメント。

(スポーツニュース)
“ミスター”追悼試合に 豪華OBずらり

今年6月に亡くなった長嶋茂雄さんの追悼試合が行われた。豪華レジェンドがサプライズで登場。

長嶋茂雄さんの追悼試合。始球式を務めたのは松井秀喜さん。大貞治さんと原辰徳さんが打席に立った。

背番号「3」付け 勝利 届けられるか 長嶋茂雄さん追悼試合

巨人0-3阪神(東京ドーム)。阪神に完封負けした巨人。阪神は優勝マジック24。

首位ソフトバンク 8連勝中のエースが…

ソフトバンク2-7ロッテ(みずほPayPayドーム)。ソフトバンク有原は本拠地で1ヶ月半ぶりの黒星。

京都国際 夏連覇へ逆転劇 夏の甲子園

第107回全国高等学校野球選手権大会3回戦。尽誠学園2-3京都国際(甲子園)。

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