米露首脳会談が行われたアラスカからの中継。トランプ氏はSNSに戦争を終わらせる最善の策は停戦ではなく和平合意だと投稿したが、一部のアメリカメディアは米ロ首脳会談の中でプーチン氏が望んだことなんだと伝えている。プーチン氏の目的はできる限り時間を引き延ばすことにあると指摘する声が上がっている。前田洋平モスクワ支局長は「トランプ大統領は西側諸国から支援を受けるウクライナの解体をプーチン氏から説得されたもしれない。もちろんウクライナは受け入れることはできない。メドベージェフ前大統領はトランプ大統領の対応を受けウクライナで戦闘を続けながら協議をすることが可能だと証明したと述べている。ヨーロッパやウクライナはまず停戦してから協議をしようと求めていたが、トランプ大統領の言動からはそうした本来の立場から遠ざかっていく可能性がある」と指摘した。一方、トランプ氏は「戦争を終わらせることができるかどうかはゼレンスキー氏にかかっている」と責任を負わせるような発言をしている。仲介役としての成果を全面的にアピールしたいトランプ氏は圧力を強め譲歩を迫る可能性も考えられるという。