ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナで多くの若者が国外に逃れる中、優秀な業績を上げた学生や若手研究者を表彰する式典が、首都・キーウで行われた。国際的なロボットコンテストの出場者や、物理や医学の研究などで優秀な業績を上げた若者ら400人以上が出席し、代表者が表彰された。式典を主催したウクライナ政府によると、ロシアによる軍事侵攻が続く中、これまでに約100万人の若者が国外に逃れたという。国の将来を担う人材の確保が課題となる中、ウクライナ政府は国の復興と発展につなげるため、若い人材の育成に力を入れる方針。西部・リビウ州の大学で微生物学を研究しているユリアンコネチニーさんは、ほかの研究者らとともに医薬品の開発につながる化合物を発見したことで表彰された。