スフィンクスが偶然だけでこの地に作られたわけではない証拠も見つかっている。その場所はお尻にある穴。穴はスフィンクスの地下に財宝が眠っていると信じたものが開けたもの。そこに財宝はなかったが意外な発見があった。穴は水で満たされていたという。スフィンクスがあるギザ大地から約10km先に流れているのがナイル川。かつて夏になると毎年増水し、スフィンクスのすぐそばまで川の水が迫ってきていた。その水が地下に溜まっていた。ナイルの氾濫は痩せた土地へ肥沃が土を運び土壌を豊かにする。スフィンクスはそんなナイルの氾濫を呼び恵みをもたらす神とされていた。それを残す証拠も残されている。古代エジプトの獅子座に注目。獅子はスフィンクス、蛇はナイル川を現している。川が氾濫する7月んも東の地平線から上ってくるのが獅子座。つまりナイルの氾濫は獅子・ライオンがもたらすものと考えられていた。