ワシントン支局・高木優支局長が解説:民主党の後継候補選びについて「ハリス副大統領は存在感が薄いという声は、米国・ワシントンではよく耳にしてきた。一方で、そもそも移民政策など国を二分する重要課題で、副大統領だけに結果を求めるのは酷だという意見もあって評価は分かれている。当面は、ほかに立候補者が出るかが焦点だが、ハリス副大統領が後継の最有力ポジションにいることは間違いない。その裏には、党大会まで時間がないこと、バイデン陣営の選挙資金を引き継げると見られることなど、極めて現実的な計算もある。立候補が取り沙汰されたカリフォルニア州・ニューサム知事が、早々にハリス副大統領支持を打ち出したのは、4年後の2028年を目指すねらいだと受け止められている」。