試合前、体重移動を確認しながらキャッチボールを行った大谷選手。注目はその距離。手術後最長となる約27メートルまで距離を伸ばして60球投げ込んだ。その後、ベンチに戻る途中に何かを発見し嬉しそうに駆け寄る。そこにいたのはエンゼルスで打撃コーチを務めていたテームズさん。ホームラン王獲得をサポートした恩師と再会し笑顔で言葉を交わした。そして試合では日本人選手初の4試合連発をかけ、ア・リーグ奪三振数トップのホワイトソックス・クロシェ投手と対戦。第1打席、147キロの高めのカットボールで空振り三振を喫する。続く第3打席では159キロのストレートに手が出ず、16試合ぶりの1試合2三振。注目対決はクロシェ投手に軍配が上がった。それでも9回の最終打席、1アウト3塁のチャンスで打席が回ると大きな当たりもホームランとはならず。しかしこれが犠牲フライとなり自身が持つ日本人最長を更新する8試合連続打点をあげ勝利に貢献した。打率・本塁打で二冠王の大谷選手は、これで打点がトップと6打点差の3位と三冠王も射程圏内に捉えている。さらに日本時間来月17日に行われるオールスターゲームのファン投票・第2回中間発表が行われ、大谷選手はナ・リーグの指名打者部門でトップをキープしている。4年連続の出場に向け2位の選手に約83万票差をつける人気ぶりを見せている。