「クオータ制」を導入している国や地域は、内閣府によると2020年時点で120だ。「クオータ制」には主に3つのパターンがある。議席のうち一定数を割り当てる、候補者の一定数を割り当てる、正当が自発的に一定の候補者を割り当てる。イギリスやフランスでは、正当が候補者の一定数を女性に割り当てる制度がある。1990-2000年代に導入されている。導入前は、女性議員は10パーセント以下。現在はイギリス下院で35パーセント、フランス下院で40パーセント近くになっている。育児に関する政策の充実や、ハラスメントを防止するための政策などが進んでいる。日本は女性議員の割合が少ない。日本の衆参両院で女性の占める割合が16パーセント、世界各国の男女間の平等を調べた調査では、政治参加の評価が146か国中、138位だ。台湾ではクオータ制は、政党が独自に、女性議員の割合を増やそうと導入した。女性の政治参加をどうやったら促せるのか、台湾の事例は参考になる。