地球温暖化や海流の変化により魚介類の生息域が変化していて、本来南の海域に生息する毒を持つ生物が北上している。近くに海水浴客などもいる福岡・駿河湾の久料港で定置網で調査。漁師の久保田さんによると、今年はクラゲが大量発生しており魚が思うようにとれないという。午前1時に出港し岸から約100m離れた定置網を引き上げると、漁師も見たことがないという大量発生しているビゼンクラゲの姿が多くみられた。ビゼンクラゲは毒針を持っており泳いでいるだけで触手が切れるため危険だという。本来の生息域は有明海や瀬戸内海などの暖かい海域だが、黒潮の大蛇行という海流の流れの変化によるものとのこと。さらに定置網を引き上げると背ビレや胸ビレに毒を持つゴンズイの稚魚や、アイゴという背びれに毒のトゲをもつ魚などが続々水揚げされた。また、アカエイの毒針は水中生物の穴kでもトップクラスで、毒針には切り裂く働きもある。そしてついに北上してきた毒をもつ危険生物があがる。