新たに発見された「ナスカの地上絵」から確認された2種類の使用目的。ハチドリやクジラの地上絵などの「線」タイプは数十メートル以上ある巨大な野生動物が多い。その使用目的は、巡礼に行くときに立ち寄るための儀礼用の広場。今回発見された地上絵などの「面」タイプは比較的小さく人間や家畜などが多い。その使用目的は、文字は使わないためこの大地の上に絵を描き、そこを繰り返し歩くようなことをして全身で価値観を学んでいく、見る対象としてこの小さな地上絵は描かれた。地上に絵を描くことで現在の掲示板のような情報を伝える役割を果たしていた。約2000年前の人たちは地上絵を通して何を伝えようとしていたのか。