樹齢300年以上のクスノキを使用した絶滅危惧商品は寺院用木魚。絶滅危惧商品・寺院用木魚は現在どれだけ売れているのか計ってみた。日本で唯一寺院用木魚を製造するのは1907年創業「市川木魚製造所」。初代が東京で木魚造りの修業を積み、仏具造りが盛んな愛知県で開業。従業員は現在3人。国産寺院専用大型木魚のシェア率は100%。そんな木魚は完成までに途方もない時間を要するという。木材を購入しした後は3~5年外で乾燥させる。その後木魚の大きさに切り分け手作業で形成するのに1ヵ月。さらに半年かけ模様の彫刻を施す。大本山總持寺で使われているのは直径90cmの玉斎。木魚の音は振動+空洞で起こる反響によって生まれ、共鳴板こそ職人技の見せ場であり音色を決める重要な工程。良い音を出すための大事な要素が乾燥。乾燥室には約400個の在庫があるという。発注を受けてから模様の彫刻作業を行うためいつ売れるか分からないものを造り続けている。自然乾燥でゆっくり水分を抜くことで耐久性&音色が上昇するという。絶滅危惧商品になった背景には製作に時間がかかるだけでなく安価な外国製品が入ってきたことも要因。
