各地でクマの出没が相次ぐなか迎える行楽シーズン。観光客がクマを気にせず自然を満喫していたのが本州で唯一クマがいない県・千葉県。多くの登山客が訪れる鋸山へ行って見ると案内図には「倒木あり通行注意」といった情報はあるが、クマ出没に対する注意喚起は見当たらない。さらに鈴の音も聞こえず、登山客はクマ対策をしていないようだ。専門家は「本州では千葉県が唯一クマが生息していない県で、1万年、2万年さかのぼっても化石や遺体など一切見つかっていない」という。理由については千葉県は標高が低いため他の地域から山続きで移動しにくい場所だという。ただ県境では他県の山からクマが来る可能性もあるので注意は必要だという。
