SMBC日興セキュリティーズ・アメリカの井野口志保さんに話を聞く。井野口さんは「朝方に発表された12月の消費者物価指数が市場予想を上回る伸びとなったことを受け、早期の利下げ期待は後退、10年国債利回りは4%台で推移。クリーブランド連銀のメスター総裁が3月は利下げ時期として早すぎると述べ、市場を牽制する動きもみられた。12月の消費者物価指数は伸びが加速したが、今後も減速が続く可能性がある。アメリカの通貨供給量。通貨供給量の増加は物価上昇につながるとされる。足元でマネーサプライM2が上昇に転じていることから消費者物価指数の減速ペースは落ち着く可能性があるが当面はゆるやかな減速が示唆される。企業決算の動向に焦点が移る」などと述べた。