太平洋クロマグロの資源管理を話し合う国際会議がきょう、長崎市で始まった。漁獲量の急増で上限に迫り、一部の地域で漁を停止するなどの事態も起きる中、水産庁は新たなルールで合意し漁獲枠の拡大につなげたい考えだ。会議は今月14日までの日程で開かれ、資源量が回復した場合、どのくらい漁獲枠を増やせるかというルールが主なテーマとなる。今回の会議で日本側は、日本近海を含む「中西部太平洋」の海域で、30キロ未満の小型魚の漁獲枠はこれまでより6%減るものの、30キロ以上の大型魚は25パーセント増える案で調整を図る方針だ。ただ、より資源保護を重視するアメリカなどは、大型魚の増枠については一定の理解が示されている一方、小型魚の漁獲枠は一層の削減を主張しているとみられ、隔たりが残っている。クロマグロをめぐっては、今年度、日本沿岸で漁獲量が増えて上限に迫り、一部の地域ではこれまでに、漁の停止や自主的な制限が行われる異例の事態となっていて、水産庁は今回の会議で新たなルールで合意し、増枠につなげたい考えだ。
