サスティナブルから一歩進んだ”リジェネラティブ”という考え方。ネイルオイルやシリコンブラシなどトータルビューティーを提供する「uka」が行う地球環境を奇麗にする「リジェネラティブグッド」の取り組みとは。今年7月「uka」から販売されたのはリジェネラティブグッドシリーズ「uka IZU Shampoo/Conditioner」。これまで使用済みのネイル瓶やシリコンブラシの再利用を行うなど廃棄を減らす取り組みを行ってきた。今回、「マイナスを“減らす”のではなく地球環境を“再生”させて循環する方向へ進む」ことを目的としたリジェネラティブグッドという概念の商品が誕生した。静岡・伊豆半島で商品の主原料クスノキ科の植物「クロモジ」の生産・蒸留をする伊豆産クロモジ生産者日本自然環境保全協会理事長・佐藤延男さんは、元東海大学海洋学部准教授でサーファー歴約50年。海に深くかかわってきたからこそ、海藻が生えなくなる海の砂漠化を身近に感じている。年々木材の輸入増加や林業の働き手不足から森が荒廃しそこから海の砂漠化につながっているという。そこで、“海の森”を復活させるためサーファー仲間たちと“森の再生”へつなげる間伐を開始。森の多様性が生まれ原料の「クロモジ」が多く自生し始めたという。商品の原料であるクロモジの蒸留水を「uka」が買い取り森の再生活動資金へ還元。現在、静岡県の山林約6000ヘクタール中50ヘクタールを間伐し再生へつなげている。