今日、北朝鮮訪問を終えたロシア・プーチン大統領は、ベトナムに到着した。最高指導者らと会談し、歴史的につながりがあるベトナムとの関係強化を目指す。プーチン大統領の専用機は日本時間午前4時頃、ベトナムの首都ハノイに到着した。2017年以来、5回目の訪問。最高指導者・グエン・フー・チョン共産党書記長らと会談する予定。べトナムは歴史的にロシアと関係が深く、ウクライナ侵攻ではロシアへの非難を避け中立の立場を維持している。ただ、近年は南シナ海を巡る中国との対立を背景に米国にも接近している。侵攻が長期化する中、孤立化を避けたいプーチン大統領としては今回の訪問で友好国・ベトナムとの関係強化を図りたい考え。一方、北朝鮮メディアは、ロシアと締結した条約の内容を公開した。「一方の国が武力侵攻を受けて戦争状態となった場合、他方の国はあらゆる手段で遅滞なく軍事支援を行う」との内容が盛り込まれていて、有事の自動介入を再び定めた形。