柔道男子60キロ級・永山竜樹選手は、豪快なかつぎ技を得意としている。憧れの先輩に勝って、パリ五輪への切符を手にした28歳に、来月に迫った大会への思いを聞いた。永山選手は「小さい頃から憧れていた舞台で試合ができると思うと胸が高鳴る」と語った。永山選手の高い壁となっていたのが、大学の先輩で、東京大会金メダリスト・高藤直寿選手。5年前の国際大会では、延長戦の末、敗れて五輪には届かなかった。その4年後となった去年12月、パリ大会への切符をかけた一戦でも高藤選手と争うことになった。最後は、永山選手が得意技・一本背負いで決めた。永山選手は「(パリでつかむメダルは何色?)もちろん金メダル」と語った。永山選手は去年の春に、パリに武者修行に行って、精神面も鍛えられたという。