今年1月、書き初めでパリ五輪での勝利を誓い迎えた五輪イヤー。元日からトレーニングを始めた一二三選手が強化していたのは投げ技と足技の融合。足技の強化に重要な体幹を鍛えるためにボールに乗って行っていたのが、キャッチボール。さらに約30mの距離をキャッチボールしていた。一二三選手について、妹の詩選手は「細かくやっていくタイプ」などと話した。2月上旬、五輪前最後の大会に向け減量を始める前日には焼き肉の食べ納め。約7週間で8キロ減量するという。細かくやるタイプという一二三選手には減量を行う際のこだわりもあるという。全部自炊で、作っていたのはタンパク質を多く摂取できる肉にきのこ、野菜お米200gのメニュー。7週間ほぼ毎日食べていたという。さらに全12種類のトレーニングを連続して行うサーキットやサウナスーツの上にトレーナーなどを着て、挑んでいた。中には約10キロのロープを20秒間回し続けるトレーニングもあった。たくさんの努力が実を結び、連覇を果たした。