総務省が発表した最新の調査によると、コシヒカリ5キロの価格は岡山市が最も高い5396円だったのに対し、最も安かった八戸市は3759円。価格差は約1.4倍。岡山市のスーパー「グランドマート津高店」の店に並ぶ主な銘柄米は、例えば岡山県産ひのひかりが4947円など5000円前後。中国・四国地方ではコメの収穫量トップの岡山県。大阪など大都市にコメが流出し、価格がつり上がったのではと推測する。高騰の理由はそれだけではない。2つ目の理由は親戚や知人に無償・安価でコメを譲る縁故米。コメ不足で、これまで縁故米に頼っていた人がスーパーなどで購入せざるを得なくなり、不足に拍車がかかったという。八戸市のスーパーやまはる旭ヶ丘店では、青森県産のはれわたりが3867円など、岡山市のスーパーで1番高かったコメと比べると1000円以上も低い価格。安価な理由は地産地消。知名度が高くないご当地米を扱う店が多く、輸送費もかからないため、価格を安く抑えられているのではないかという。