若宮正子さん(89歳)は「高齢者がAIと仲良くするには触ること」と話した。若宮さんは62歳まで、銀行やその関連会社に勤務。退職を前にパソコンを購入し、使い始めた。好奇心旺盛な若宮さんはその便利さに気づき、パソコンに夢中になった。70歳を過ぎた頃、表計算ソフト「Excel」を使い、図案を描く「Excel Art」を考案。「Excel Art」をプリントした洋服づくりを始めた。80歳になるとプログラミングをするまでになり、2017年、81歳でゲームアプリを開発。アップル社CEO・ティムクック氏から「世界最高齢のプログラマー」と称された。90歳目前となった若宮さんが、今とても便利に利用しているのがAI。Googleの対話型AI「Gemini」や、AIアシスタントと生活している。AIについて若宮さんは「例えば眼鏡や補聴器、杖。そういうものと同じ」と語った。AIは生活必需品だという。