- 出演者
- バカリズム 林修 斎藤ちはる 伊沢拓司 田中哲司 天海祐希 塚地武雅 伊集院光
「緊急取調室」からSPゲストを迎えた。
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- 緊急取調室
2018年5月8日の放送回で、お茶の水健康長寿クリニックの白澤卓二先生は「たまごを食べる=血中コレステロールが上がるは誤解だった」と語った。あれから7年。たまご研究はさらに進み、何個食べるのが体に良いかが判明。今夜、最新研究・最新科学でたまごの常識を覆す。
田中哲司は毎日たまごを食べているという。田中の実家は養鶏場。大学生の頃まで養鶏業に携わってもいた。塚地武雅は毎朝ゆでたまごを3個食べているという。
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- 山崎弘也
最新研究で脳と血管を守る最低限とりたいたまごの個数が判明。お茶の水健康長寿クリニックの白澤卓二先生によると、16年にわたる追跡調査で1週間にたまごを1個以上食べるとアルツハイマー型認知症のリスクが47%低下することが分かったという。
たまごを研究する鎌田先生と上野先生が解説。上野先生は日本卵業協会から五ツ星タマリエの称号を与えられた。卵黄には神経伝達物質アセチルコリンの材料になるコリンが豊富に含まれている。卵黄の胚からひよこになっていくときに卵黄の栄養を使って成長する。コリンをはじめ命を育むうえで大事な栄養が卵黄に豊富。
コリン含有量が多いと言われる全卵、鶏レバー、大豆、牛肉赤身、豚ロース、タラで比較すると全卵が100gあたり294mgと圧倒的多かった。アメリカの1日のコリン摂取量目標量は男性で550mg、女性で425mgなので2個分で足りる。加熱してもコリンに影響はない。たまごを週に1個以上食べていた人はアルツハイマー型認知症のリスクが47%低下する。
ゆで卵のコリンは熱に弱いのかという質問に対して、コリンは加熱しても問題ないのでどんな食べ方をしてもいい。最新研究では卵を週に1個以上食べていた人はアルツハイマー型認知症のリスクが47パーセント低下したという研究がある。アメリカのコリン摂取量目標は男性が550ミリグラム、女性賀425ミリグラムとなっている。さらに卵と血管の最新研究によると、卵を1日2個食べていた人は血管の病気を引き起こすある数値が低下するという報告がある。専門家の権先制によると、卵を1日2個食べることで悪玉コレステロール値が低下したと言われている。悪玉コレステロールが増えると、狭心症や心筋梗塞等血管の病気を発症するリスクが高まる。最新研究を発表した南オーストラリア大学によると、実験では被験者はそれぞれ卵の食べる個数を変えながら5週間ずつ3種類の食事法を実践した。その中で1日卵2個と飽和脂肪酸がすくない群は悪玉コレステロール値が低下していた。10年前は卵は血中コレステロールを増やすとされていたが、実際は悪玉コレステロールが低下していた。しかしスタジオからはこの研究に、また10年経ったら結果が変わるのではと懸念の声があった。
鎌田先生は50年前から患者に卵は食べても大丈夫と話し、1日2、3個食べても結果はコレステロール値は上がらなかったと話す。さらに2015年に厚生労働省は食事でとるコレステロールの1日の目標量を撤廃したと話した。たまご賀が一日1個までというのは100年以上前の研究が影響しているという。昔は兎にコレステロールを含む食事を与えて動脈硬化を発症したので、人間も同様にしたほうがいいのではというところから広まった。うさぎは装飾なので人間と体の作りがちがうことから卵を食べたら血中コレステロール値がたかくなったという。そして卵は悪玉コレステロール値をさげる働きが期待できる卵黄の栄養成分がある。さらにビタミンEには抗酸化力悪玉コレステロールの酸化を防ぎ動脈硬化のリスクを抑える働きが期待されている。そのため卵黄はしっかり食べてほしいと解説した。
たまごを1日4個食べるという鎌田先生は、一番の目的は筋肉だと話した。半熟たまごのほうがたんぱく質の吸収率がいい。安藤医院の権先生は、朝は消化吸収のいい半熟たまご、間食には満腹感が持続する固ゆでたまごを食べていた。所沢いそのクリニックの磯野先生は、筋肉の分解を防ぐため朝にたまごを食べていた。精神科医のTomy先生は、味付けたまごを作り置きして手軽にたんぱく質を補給していた。
鎌田先生は、たまごのたんぱく質は筋肉をつけるうえで最強のたんぱく質だと話した。9種類の必須アミノ酸のバランスが最高に良いアミノ酸スコア100のたんぱく質で、中でもバリン、ロイシン、イソロイシンのBCAAは筋肉のエネルギーと筋合成に重要なアミノ酸。たまごにはBCAAが良いバランスで含まれ、3個で1日に必要な量を摂取できる。上野先生は、昔はボディービルダーの人が卵白だけ食べている人も多かったがアミノ酸スコア100の観点から言っても両方食べたほうがバランスが良いと話した。
今月3日に厚生労働省はインフルエンザが全国的な流行シーズンに入ったと発表した。今年の流行は過去20年で2番目の早さ。免疫力低下、動脈硬化、肌トラブルの対策となる栄養を効率よくとるためのたまご調理法は、生、ゆで、焼きの中でどれか出題した。
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肌に働くビタミンB群は熱に弱いため、加熱しない生たまごは、肌トラブルに良い食べ方。たまごは茹でると免疫力低下を防ぐたんぱく質の吸収率がアップする。免疫力が低下しやすい秋は半熟がおすすめ。たまごには血管に働くビタミンEが豊富で、油で調理することで吸収率がアップする。
渋谷内科・スキンケアクリニックの渡邉先生は、たまご焼きを作るときは小松菜といっしょに作っている。動脈硬化の対策に期待できるカロテノイドは緑黄色野菜に豊富で、たまごと一緒になると吸収率がアップする。ほうれん草やにんじんもOK。
高津農場で働く人は入念な手洗い消毒を行ってから工場内に入る。工場は鶏舎からそのまま流れてきていた。ブラシと消毒された水で8mにわたって殺菌と消毒を行い、割れがないか機械でチェック。目視と機械で汚れがないかをチェックし、さらに叩いて音でひび割れがないかチェック。紫外線で殺菌し、光をあてて中に血が混じっていないかチェック。パックのフタを閉じる前にさらに汚れがないかをチェックしていた。生たまごを食べるためには徹底した衛生管理があった。
日本のたまごのスゴさに上野はタマゴの殻にはサルモネラ菌がついており、それが食中毒の原因に。殺菌、消毒、洗浄をして行う衛生管理と、菌が中にいても増やさない物流の冷蔵技術がしっかりしているという。海外では生卵を食べる文化がないのでそこにコストをかけず、イギリスでは洗った卵の流通は禁止、アメリカのいくつかの州では生食が禁止されている場所も。生卵は日本では江戸時代末期から食べられているが、どんなエサを食べさせれば美味しい卵になるかの研究が日本だけ170年続いているという。
番組捜査班が向かったのは中国・香港。とあるスーパーには日本産の卵が並んでいた。香港産の卵は10個360円。日本産のたまごは10個700円。日本の卵の人気の理由はその新鮮さ。さらに香りが濃厚で粘り気があり美味しいという意見も。日本の卵の年間生産量は、250万トン。99%が国内で消費されているが残り1%は輸出。その中の9割以上が香港。香港で卵を使った人気の日本食はたまごかけごはん。日本産の生卵にお米を使ったものだという。東京・文京区にある喜三郎農場はおすすめのたまごが10種類食べ放題が人気メニュー。最近ではたまごかけごはんを食べに多くの外国人が訪れているという。また、東銀座にある喫茶「アメリカン」は特大たまごサンドが名物。特大食パンを分厚くカットし、マヨネーズで味付けしたゆでたまごを豪快に乗せていく。それを食パンでサンドし、半分にカット。その上から卵をのせてスペシャルタマゴサンドが完成。東京オリンピックの取材にきた記者がたまごサンドの美味しさを伝えたことで人気に。
上野は2年前にシンガポールで日本の卵と醤油をもって現地の人にたまごかけごはんを食べてもらうイベントを行ったがその美味しさを絶賛してくれたと答えた。また日本の卵はどれを割っても食べられるのがすごいと言われていて、卵事態も美味しいのでマヨネーズの味付けで十分だという。
カラザについて取ったほうが良い?という疑問について調べると取ると答えた人が52%。取らないは48%。この部分を知っている人は35%。知らない人は65%。
玉子を割った際に白い紐のような塊について日本電子で調べた。電子顕微鏡で見てみるとタンパク質だった。螺旋状の構造は伸縮性をもっていて卵の中で伸縮する働きだった。たまごの白い部分はタンパク質のかたまりだった。
