- 出演者
- バカリズム 林修 斎藤ちはる 伊沢拓司 藤本美貴 高橋英樹 ビビる大木 影山優佳
2週連続秋の健康総チェック。1周目の今夜は記録的猛暑で弱った体。そのダメージを食の力でリカバリーする。医師&専門家が食べている最強食材ランキング。
実は洗濯物を干すちょっとした時間だけでも眼にダメージを負っている可能性が。眼科医の有田先生は「洗濯物を干す、犬の散歩など短時間でも危ない」と話す。紫外線で眼が日焼けして、角膜炎になる人が急増。眼の痛みや異物感、眼の充血、眩しさを感じるなどの症状が現れ、悪化すると視界がぼやけ、視力の低下を引き起こすおそれも。夏のビーチや冬の雪山でゴーグルをしないと、紫外線で角膜が傷つくことは昔からあったが、日常生活で角膜に傷がつく人はここ数年だという。紫外線の量が増えている、猛暑が原因だという。実際に国内の紫外線量は増加傾向。ことしの夏(6~8月)、東日本の日照時間は、1946年の統計開始以降1位(出典:気象庁ホームページ)。そして、ことしの記録的猛暑で1日中エアコンが効いた部屋で過ごした方も多いと思うが、眼が乾燥してドライアイになりやすく、紫外線で眼が傷つきやすい状態になっているそう。
紫外線から眼を守るには、どんな成分を含む食材を食べればいいのか。眼科医が選ぶ最強食材ランキング。だんのうえ眼科クリニック亀有院・院長・佐藤香先生がよく食べる食材がパプリカ。第4位・パプリカ。眼科医が選んだ最大の理由は、豊富なビタミンC。ビタミンCは紫外線から眼を守る働きが期待できる。さらに白内障のリスクを下げると言われている。諏訪中央病院名誉院長・鎌田實先生によると、秋は夏に比べて太陽が低い位置にあり、紫外線が眼に入りやすくなるという。グラフ「ビタミンCの含有量(100gあたり)」(文部科学省より番組で作成)によると、赤パプリカのビタミンCはレモンの約1.7倍。ビタミンCを効率よくとるならパプリカは生がベスト。
眼科医が選ぶ最強食材ランキング。同率の第4位、2つ目は、ビタミンCが豊富なキウイ。
眼科医が選ぶ最強食材ランキング。同率の第4位の3つ目は、眼科医の有田先生が毎日食べているブロッコリー。眼科医が選んだ理由は、野菜としては珍しくたんぱく質が豊富。たんぱく質は視力に関わる水晶体の主要成分。他の野菜とタンパク質の量を比較すると、ブロッコリーが断トツ(文部科学省より番組で作成)。ブロッコリーはビタミンB群も豊富。夏の紫外線で傷ついた眼を守る働きが期待される。那須あしたの眼科院長・中島秀登先生は「ビタミンB群やCは水溶性ビタミン。ゆでるとビタミンが流れ出てしまう。ゆでるよりは炒める」などと説明した。諏訪中央病院名誉院長・鎌田實先生はブロッコリーの青汁を毎日飲んでいるという。
眼科医が選ぶ最強食材ランキング。1位を予想する。林修は「しいたけ」、高橋英樹は「レバー」、ビビる大木は「にんじん」、影山優佳は「ブルベリー」を1位に予想した。
危険な暑さが続き、眼が傷つきやすかったことしの夏。眼科医が選ぶ最強食材ランキング。第3位は、血管、筋肉、肌でもランクインする総合1位の最強食材。
眼科医が選ぶ最強食材ランキング。二本松眼科病院副院長・平松類先生が勤務する病院では眼の病気で入院している患者がおり、眼に働く栄養を考えた食事を提供している。平松先生が眼にいいと思って食べている食材はほうれん草。第2位・ほうれん草。ほうれん草は天然のサングラスと言われているルテインを含んでいる。
眼科医が選ぶ最強食材ランキング。イナガキ眼科院長・稲垣圭司先生がよく食べるものが、にんじん。第1位・にんじん。豊富なβ-カロテン。体内で眼に重要な栄養素ビタミンAに変わる。ビタミンAは涙の分泌をサポートし、眼を乾燥から守る働きが期待できる。にんじんは油と一緒にとると眼に働くβ-カロテンの吸収率がUPする。生のにんじんの吸収率は約11%、油で調理したにんじんは約75%。
今から12年前、林修47歳のときに始まったこの番組。学び、問い続け、自らを磨き続けてきた林修は、9月2日、還暦に。
医師&専門家が選ぶ最強食材ランキング。2つ目は腸。猛威を振るう季節外れのインフルエンザ。インフルエンザの流行は例年12月~3月。しかし、ことしは、青森県がすでに流行シーズン入りを発表。北九州市では9月にもかかわらず休校や学級閉鎖が。流行の原因として考えられるのは、危険な暑さで腸が悲鳴を上げている。猛暑で腸の動きが鈍り、栄養がうまく吸収できていない。腸の栄養不足による免疫低下が問題に。
腸の専門医が選ぶ最強食材ランキング。林修は「納豆」、高橋英樹は「わかめ」、藤本美貴は「ヨーグルト」、ビビる大木は「キムチ」、影山優佳は「たまご」、伊沢拓司は「キャベツ」がランクインしていると予想。半田先生、三吉先生が食べているのは、たまご。第5位・たまご。腸の専門医が選んだ最大の理由が、たんぱく質、ビタミン、レシチン、コリンなど栄養が豊富なのに加え、腸内の吸収率がすごいこと。さらに素早く吸収される食べ方は、半熟たまご。たまごの消化時間(関西鶏卵流通協議会のHPはより作成)。諏訪中央病院名誉院長・鎌田實先生によると、たまごは加熱するとたんぱく質が消化しやすく変性するという。
腸の専門医が選ぶ最強食材ランキング。猛暑と偏った食生活で栄養不足になった腸。川本先生は、猛暑で弱った腸には善玉菌が大事だという。腸の専門医が、善玉菌を増やすために食べている食材が、水溶性食物繊維が豊富なネバネバ食材。第4位・オクラ。今、日本人が圧倒的に足りない栄養素が食物繊維。日本人の年代別食物繊維摂取量(出典:国民健康栄養調査)。オクラのネバネバには食物繊維が豊富。他の野菜と比べても食物繊維の量が断トツ(文部科学省より番組で作成)。
腸の専門医が選ぶ最強食材ランキング。3位の食材を毎日欠かさず食べている松本先生は、「水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が豊富に含まれている海藻」などと説明。第3位・もずく。腸の専門医が絶賛しているのが、フコイダンという海藻だけに入っている食物繊維。海藻の中でももずくはフコイダンの量が圧倒的。海藻のフコイダン含量(出典:琉球大学農学部)。フコイダンの吸収率をUPさせる食べ方は、モロヘイヤともずくを加熱すること。
腸の専門医が選ぶ最強食材ランキング。日本消化器病学会で消化器専門医に認定された医学博士・大須賀先生は、「猛暑だと腸内フローラが乱れる。腸内フローラを復活させることが大事」などと説明する。古田先生も「善玉菌の主役になる食材」と絶賛。100歳以上の人口が全国平均の約3倍の京都府京丹後市に住む岡田さん夫婦も2位の食材をよく食べているという。第2位・納豆。腸の専門医が選んだ最大の理由が、胃酸に負けず腸まで届き、善玉菌を増やす納豆菌。種類別納豆菌の数(食品微生物センター)によると、大粒14億個、小粒21億個、ひきわり24億個。ひきわり納豆は表面積が広く納豆菌が繁殖しやすい。諏訪中央病院名誉院長・鎌田實先生は「筋腸相関、腸と筋肉はつながっていて、優秀なアスリートたちは腸内環境を良くすることで、良い成績を出そうと」などと説明した。最新研究では、持久力UPに関係する腸内細菌がいるという。慶應義塾大学・先端生命科学研究所・福田特任教授は「この数年で、腸内細菌は病気だけではなく、人間の機能をアップさせることが分かった」などと説明する。福田教授は、青山学院大学の駅伝選手の腸内環境を調査。するとタイムが速い選手ほど、バクテロイデス・ユニフォルミスという細菌が多いことが分かった。
腸の専門医が選ぶ最強食材ランキング。1位は、橋本先生が朝食で毎日食べている食材。第1位・ヨーグルト。ヨーグルトと大腸がんの関係を研究している中路先生は、「乳酸菌は腸内の善玉菌を増やす。悪玉菌を減らして腸内の環境を整える。個人的にはヨーグルト、バナナ、はちみつで食べる」などと説明した。より効率よく乳酸菌がとれるタイミングは食後。諏訪中央病院名誉院長・鎌田實先生は「乳酸菌は胃酸に弱い。食後は胃酸が中和されているので、乳酸菌が生きて腸に届きやすい」などと説明した。
今、筋肉が大変なことになっている。今年の夏、危険な暑さで外出を控えた結果、運動不足になったと感じる人も多いのではないか。コペンハーゲン大学の研究で2週間、体を動かさないと筋肉は25%前後減少する。筋肉が弱ると転倒、骨折しやすくなる、寝たきりになる危険もある。免疫力の低下を起こし、感染症リスクがアップ。
医師&専門家が選ぶ最強食材BEST5。重要なのはたんぱく質。第5位は質の良いたんぱく質を手軽にとれる食材のたまご。ふじたあんしんクリニック院長・藤田正彦先生に話を聞く。たまごにはたんぱく質が豊富。半熟のほうがたんぱく質の吸収率が高い。池尻大橋せらクリニック委員長・世良泰先生も診療の合間に食べているのが半熟たまご。昔 は卵黄には脂質やコレステロールが多く、卵白だけのほうが筋肉合成が速いとされていた。今は卵黄にビタミンなどが豊富なので全卵を食べたほうが筋肉合成のスピードが速いといわれている。下半身がしっかりしていることが大事。
イス一つでわかる筋肉チェック。2週間で落ちた筋肉を戻そうと思ったら6週間以上必要といわれている。運動も大事だが、食事がとても大事。
医師&専門家が選ぶ最強食材BEST5。第4位はたんぱく質が豊富でヘルシーな食材の鶏ささみ。安藤医院院長・権(安藤)麗香先生は毎月300人以上に健康指導を行っている。鶏ささみは鶏肉の中でもたんぱく質含有量は1位。脂質が圧倒的に少ないため、たんぱく質を吸収しやすい。野田総合病院人工関節/スポーツセンター長・直江高行先生も手術の前に鶏ささみを食べる。夏の猛暑で弱った胃腸ではたんぱく質が消化吸収しづらい。権先生おすすめの食べ方は鶏ささみの塩麹蒸し梅肉和え(作り方を紹介)。