アジア映画研究者の松岡環さんは年に1度インドに行き映画を見ているそう。松岡さんは撮影現場の取材もされたことがあるそうで、「インドの人は全員映画が大好き。インド人とお話をする時は政治と映画。ハリウッド映画も上映はされているが8割5分ほどがインド映画。」などと話した。インド映画で記憶に新しいのが2022年に公開され日本でもヒットした「RRR」。全世界の興行収入は200億円超えで、制作費は約97億円。世界最大の映画スタジオ「ラモジ・フィルムシティ」は東京ドーム約145個分の広さで、ギネスにも登録されている。制作費で一番お金が出ているのがスターの出演料。1番高い俳優さんたちが「ボリウッド」と呼ばれるヒンディー語映画の俳優さんたち。シャー・ルク・カーン、サルマーン・カーン、アーミル・カーンがインド映画のスター「三大“カーン”」と呼ばれている。中でも1番人気がシャー・ルク・カーンで、年収は40億円超えで、自宅には「お立ち台」があるという。3人は自分たちの映画会社を持っていて、そこからも収入がある。富豪の結婚式などのゲストで出演するとさらに高額なギャラが入る。インド映画の大きな魅力はダンス。関本恵子さんはインド映画にダンサーとして20作品ほど出演。現在は日本でインド映画のダンスを教えている。関本さんは約20年前、インド映画のダンスを初めてみたときに衝撃を受けたそう。そして2006年、「インド映画で踊る」という夢を立て、単身インドへ。現地のダンススクールで練習を重ね6年後にインド映画デビューを果たす。関本さんは撮影の様子について「規模がすごい!人数がとにかくすごい。ダンサーだけでも200人いて、プラスエキストラがいる。衣装屋さんも10台くらいミシン屋さんがいて、その場でオーダーする。サイズ出してても合ってないのでみんな行列を作って衣装を一個一個直してもらうので死ぬほど時間がかかる。いかに早く準備していかに早くそこに到着して前の方で踊るか。」などと話した。インド映画の魅力については「日本にいるとあまり表現を情熱的に出すことってないと思うが、インド映画を見ていると感情が豊かでダイナミックで飽きない。」などと話した。松岡さんは撮影現場の裏側について「ダンスシーンは映画監督ではなく、ダンス監督が仕切る。」、魅力については「ものすごく楽しくて歌と踊りが入っていて見ている人たちを高揚させてくれる。インド映画につきものの『エモーション』という感情を揺さぶるものがある。それが世界中の映画のなかで1番豊かだと思う。」などと話した。
