国の特別天然記念物、コウノトリの繁殖に取り組んでいる千葉県野田市は、初めて市内の自然の中でヒナ2羽が誕生したことを受けて、親しみを持ってもらおうと愛称の募集を始めた。野田市の江川地区ではことし4月、コウノトリのペアの巣に2羽のヒナがいるのが確認された。先月22日に撮影された巣の映像では、親から餌をもらっている様子が確認できる。市内の自然の中で繁殖が確認されたのは今回が初めてで、野田市は広く親しみを持ってもらおうと愛称の募集を始めた。2羽の性別はまだ分かっていないが、オスとメス、それぞれの場合の愛称をひらがなで理由とともに記し、郵送やFAX、市のホームページで今月9日まで募集している。候補の中で多く寄せられたものが命名されるという。野田市は、地域にゆかりのある愛称を応募してもらえるとうれしいとしている。