6月も止まらない飲食料品の値上げ。帝国データバンクによると、対象は906品目だが、長引く中東情勢による“ナフサショック”で品目数が増える可能性もあるという。“ナフサショック”の余波はふるさと納税の返礼品にも。千葉・大網白里市にある米店。倉庫に積まれているコシヒカリはふるさと納税の返礼品だというが、半透明の青い袋は無地で銘柄も表示されていない“ラベルレス米”だという。返礼品としてラベルありの県内産コシヒカリも用意しているが、袋がナフサ由来のため手に入りづらくなった他、インクも品薄状態になり以前より印刷に時間がかかる状況に。そこで先月から用意したというのが“ラベルレス米”。返礼品として人気を集めているというが、“ラベルレス米”は印刷代などのコストが抑えられているため、ラベルがあるものと比べて寄付額が安く設定されている。北海道・白老町ではこれまで1万3500円の寄付に対して牛肉100%のハンバーグ15枚を返礼品として送っていたが、トレーなどの価格が大幅に値上がりすることが判明。そのため先月からトレーを廃止し袋で梱包。これまでの寄付額を維持したという。一方で返礼品の対応に揺れているケースも。福岡県の約20自治体に返礼品のめんたいこなどを提供する企業。以前は発泡スチロールのケースに入れ、紙のスリーブやラベルを施していたが、去年から物価高や原材料の高騰などを受けプラスチックの容器に簡素化。しかし、プラスチック容器も入手困難となり袋詰めへの変更を検討しているという。代表は「やっぱり見た目という部分でさみしくなる。ただ年間のコストを考えると数百万円と変わってくる」と話した。今後も続くとみられる返礼品のパッケージ見直し。さとふる広報は「ナフサの不足によってパッケージの簡略化であったり、商品の梱包を簡易のものに変更するなどの動きが伝わってきている。」今ならではの取り組みと話した。
