昨日、千葉県いすみ市で行われた米の田植え。生育期間が短い品種で、順調に行けば7月に収穫予定。一方、値上がりの波に翻弄されながらも米に情熱を注ぐ店がある。 コメトステーキは、米がメインでステーキが付け合わせ。メニューは、店名の通り「米とステーキ」の1品のみ。元々米屋だったので、あくまでも美味しいご飯ありきのお店だという。7年前までは、店主の父親が経営していた精米店だった。1999年6月に父親が脳梗塞で倒れて、店主が店を引き継いだが経営がうまくいかなかったという。価格競争にのまれて儲からなかったため倒産してしまったという。そこから飲食店として再スタート。その時に店主が大切にしたのが米を美味しく食べられるというコンセプト。使用してる米は、精米店のころより付き合いがある福島県会津産コシヒカリ。美味しく炊くコツは、試行錯誤の末にたどり着いた量の水で浸し、一晩冷蔵庫で寝かせることだという。低温で一晩見ずに浸した米は、ムラがなくつやのある炊き上がりになるという。多い日には1日3升も炊くという。しかし、コメや肉の価格高騰で店主も店の経営に大きな影響を受けているという。一方で農家の現状をよく知る元精米店としては、燃料代とか引くと農家は余裕で赤字だという。それを考えると米の値段は今くらい高いほうがいいと考えている。
住所: 東京都江戸川区松島3-34-13