リチウムイオン電池の重要な原料の1つであるコバルトの約7割を産出するコンゴでは、コバルト鉱山での労働問題などの人権問題が起きていると国際社会で注目されている。コンゴは天然資源の豊かな国であるが、世界でもっとも貧しい国に数えられる。企業が操業していない鉱山では小規模手掘り鉱が行われていて、人権問題が生じやすくなっている。コバルトは国際的な市場価値が高いのに関わらず鉱山労働者の収入は低い。
鉱物のサプライチェーンにおいては、鉱物を加工して製品化するプロセスに付加価値がある。鉱物を掘る鉱夫には利益全体の2%しか分配されていない。また、18歳未満の児童労働も深刻になっている。人権問題を解決するために行われている取り組みは、小規模手掘り鉱を政府や企業が管理して労働者の権利を保障すること、また、鉱物のサプライチェーンを調査し人権侵害に関わった鉱物は購入しないようにする取り組み。日本での暮らしが世界の遠い地域の人々と繋がっていることを知り、コンゴの鉱物採掘地域の人たちが安心して暮らせるように、子どもたちが幸せな子ども時代を過ごせるように消費者としての責任を意識する必要がある。
鉱物のサプライチェーンにおいては、鉱物を加工して製品化するプロセスに付加価値がある。鉱物を掘る鉱夫には利益全体の2%しか分配されていない。また、18歳未満の児童労働も深刻になっている。人権問題を解決するために行われている取り組みは、小規模手掘り鉱を政府や企業が管理して労働者の権利を保障すること、また、鉱物のサプライチェーンを調査し人権侵害に関わった鉱物は購入しないようにする取り組み。日本での暮らしが世界の遠い地域の人々と繋がっていることを知り、コンゴの鉱物採掘地域の人たちが安心して暮らせるように、子どもたちが幸せな子ども時代を過ごせるように消費者としての責任を意識する必要がある。