中国とサウジアラビアの金融協力。去年11月、香港取引所がサウジ株投資ETF上場。今年7月、上海・深セン証券取引所がサウジ株投資ETF上場。10月・サウジ証券取引所が中国株ETF上場。中国が接近する大きな理由はサウジのオイルマネー。少子高齢化で財政赤字が拡大する中国は先月、サウジで国債を発行しおよそ3000億円の資金を調達した。ただ中国には、もっと大きな狙いがある。世界の覇権を狙うライバル、米国に対抗すること。米国は原油や天然ガスの採掘技術の大きな進歩いわゆるシェール革命により今や原油の輸出国となっている。中東産原油に過度に依存しておらず長年、良好だったサウジとの関係が微妙な状態。これに目を付けた中国は習主席がサウジを訪問した際、サウジが進める「経済改革ビジョン2030」と中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を連携させることで合意した。中国は最近、サウジとイランの国交正常化を仲介するなど中東での存在感を高めている。