異常気象の研究が専門・三重大学大学院・立花義裕教授のスタジオ解説。世界各国で記録的猛暑を記録。インドやサウジアラビアでは50℃超え。記録的猛暑の要因「北半球の気温上昇は偏西風の蛇行と位置が北上したため」。東京の猛暑日数は2019年・11日から去年は倍の22日に増加。ことしはすでに40℃超を観測。暑さは10月まで続く可能性がある。例年より厳しい暑さになる条件「偏西風が北上」「日本付近・インド洋の海水温の上昇」「ラニーニャ現象」がある。世界の海水温度(アメリカ海洋大気庁HPより)によると日本の北海道付近の水温が異常なほど上がっているとのことで、インド洋の海水温上昇によるチベット高気圧でも日本へ影響が出る。さらにラニーニャ現象であつくなるともされており暑い条件が揃っている。食卓にも影響がでており、新潟ではコメに打撃。2023年産1等米比率:特に暑さに弱い品種は4.9%と過去最低。去年8月の新潟市の平均気温は30.6℃で全国1位、降水量は全国最小、日照時間は全国最長。海水温上昇で魚の水揚げ量が激減。2022年、北海道・サンマは2014年に比べ約90%減少、岩手・サケ類は約98%減少。山形・サクランボの収穫量は例年の半分か、過去最低水準の恐れがあるという。