新潟県内ではサケ漁が毎年9月下旬から1月下旬に行われていて、去年11月末までの漁獲量が2万8500匹余りだった。これは前年同期の6割ほどにとどまっているほか、過去10年の同期平均18万8900匹余りの15%ほどに落ち込んでいる。県内のサケの漁獲量は2015年度の46万匹余りをピークに年々減少傾向で、新潟県水産海洋研究所では温暖化で海水温が上がり餌の分布が変化したことなどが影響しているのではないかと分析している。ことし放流するサケの稚魚を十分確保できるかも課題になっていて、県は県外からサケの卵を購入する費用を補助するなど漁獲量を増やすための取り組みを支援することにしている。