連日、記録的な暑さが続く日本。暑さ対策の重要性が高まる中、いま街で多く見かけるのが日傘をさした男性の姿。都内にある傘の専門店には日傘を買うために男性客が訪れていた。この暑さは様々な農作物にも影響を与えている。沖縄県名護市にある冨着農園では急遽、日よけ用のネットを二重にするなど対策に追われている。東京都立川市の農園でも暑さの影響でサニーレタスの葉が丸まらず、茎が伸びてしまった。猛暑による被害額は30~40万円。海水温が極端に高くなる海洋熱波が東北の海を襲っている。宮城県気仙沼市のホテタ養殖漁師・畠山政則さんによると、今年は8割ものホタテが死滅しているという。ホタテは23℃以下の冷たい水温を好むと言われているが、気仙沼のここ数年の夏場の海水温は23℃を上回る。漁協によると県内のホタテの漁獲高は減少の一途を辿っている。一方でこれまでとれることのなかった伊勢海老がとれるようになっている。宮城県・村井嘉浩知事は水産業の継続に向けた選択肢として真珠の養殖へのチャレンジを語った。