オープンAIは17日、CEOのアルトマン氏を「取締役会の責任遂行を妨げた」として事実上解任した。ロイター通信はAIの開発を急速に進めるアルトマン氏と、安全性を重視する取締役会との間にある溝を浮かび上がらせたとしている。その後主要株主のマイクロソフトがアルトマン氏の加入を発表し、さらに従業員のほぼ全員が「アルトマン氏が戻らない場合はオープンAIを退社しマイクロソフトに入社する」などといった文書に署名するなど、解任に対して反発が強まっていた。するとオープンAIは21日「X」で「アルトマン氏がCEOとして戻ることに基本的に合意した」と明らかにした。アルトマン氏も自身の「X」で「オープンAIに戻り、マイクロソフトと強力なパートナーシップを構築することを楽しみにしている」と延べている。