旧ソビエト・ジョージアの議会選挙でロシアに融和的な与党が過半数を獲得したが、野党側は選挙に不正があったとして激しく反発している。こうした中ロシア寄りで知られるハンガリーのオルバン首相はジョージアを訪問し、“選挙は攻勢に行われた”との認識を示した。ジョージアのズラビシビリ大統領は“票は盗まれた”などと訴えた。選挙を巡っては国際機関の選挙監視団が”一部で不正行為や散発的な暴力行為が確認された”と報告した。EUやアメリカ政府がジョージアの中央選挙管理委員会などに対し、不正がなかったか調査を要請。ハンガリーはEUの議長国をつとめているが、EUはオルガン首相の訪問について、”EUから委任を受けたものではない”という。