バチカンのサン・ピエトロ広場の現在の様子を伝えた。後約45分で祈りの集会が開かれ、新教皇のレオ14世が、初めて一般の信者に語りかけるという。一昨日、第267代ローマ教皇に就任したレオ14世は、初のアメリカ出身教皇となる。新教皇を選ぶ選挙「コンクラーベ」では、閉ざされた世界で133人の枢機卿が投票をし、誰かが3分の2以上の票を獲得するまで続けられるという。日本では、映画「教皇選挙」が公開されており、コンクラーベにより上映する映画館が急増したという。コンクラーベに参加した前田万葉枢機卿に話を聞くと「実際のコンクラーベは和気あいあいと話しながら行われていて、形式ばった難しい雰囲気ではなかったです。映画の教皇選挙は、練習や準備のために見た方が良いと言われていたので、何十年かぶりに映画を観に行きました。皿の上に投票用紙を乗せるというのは、映画と全く同じでした。神様が決めたことと捉えますから、自分がこの人と思った人じゃなくても、枢機卿たちは手を叩いて祝福します」などと話した。枢機卿たちは、新教皇が決まるまで外部と接触を禁じられており、食事は提供されるものを食べるという。また、コンクラーベの食事を提案したカラブレーゼ医師は「朝ご飯を食べてから昼ご飯まで頭が冴えるように栄養を摂取しなければなりません。多めの糖質が必要で、脂質は控えなければなりません」などと話した。