ウクライナ情勢を巡って行われた平和サミットは16日に閉幕した。ウクライナ・ゼレンスキー大統領は成果を強調した。しかし、インドなどロシアとの関係も重視する一部の国は声明を支持しなかった。ウクライナの主権や国境の不可侵が強調されていて、ゼレンスキー大統領は平和に向けた第一歩とまとめている。スイス・アムヘルト大統領も内奥を評価している。具体的な内容としては、核兵器の使用を示唆する脅迫への非難や、またザポリージャ原子力発電所のウクライナによる安全管理、ウクライナの穀物の安全な海上輸送、すべての捕虜の交換、ロシアに連れ去られたウクライナの子どもたちの帰還の要求などとなっている。しかし、参加国の中には共同声明に署名しなかった国もある。インド、南アフリカ、サウジアラビアなどで反対理由の説明はなかった。