今日から始まった中国アフリカ協力フォーラムでは2018年以来、首脳会議でアフリカ53か国のトップらが集まる。明日習近平国家主席が方向性を示す。中国は融資や投資と引き換えに中国製品のさらなる輸入を求めるとみられている。ラマポーザ大統領は「両国の貿易は増加しているが、南アフリカの貿易赤字を縮小し、貿易構造を改善したい。より持続可能な製造環境と雇用を生む投資に取り組んでほしい」などと苦言を呈した。これまで融資を受けて走り出したものの、計画の縮小や頓挫で債務返済が困難になる国もあった。ザンビアの銅生産拠点とタンザニアの港をつなぐタンザン鉄道。改修にかかる資金を今後、数年間にわたり投じるのと引き換えに鉄道の商業運営の権利を中国の国有企業に与えることで合意した。きょうから始まった中国アフリカ協力フォーラムを見守る、リベリア人ビジネスマンのプラットさんはプリンターなどを買い付けるため広州市を訪れている。今回の滞在で1万ドルほどの商談をまとめる予定だ。中国のアフリカ進出については「”タダ”ではない、これはビジネスだ。政治的に『祖国に弊害がある』と感じない限り悪い影響は見当たらない。中国都より関係を深めてほしい。リベリアはインフラ開発が必要で、中小企業の若い実業家が潤う必要もある」などとビジネスマンらしい答えが返ってきた。