ドイツの議会で極右団体に認定されている政党から議長が選出されるのは第二次世界大戦後初めて。ザクセン・アンハルト州のラウシュ新議長は48票を獲得したが、「ドイツのための選択肢」の39票以外に別の政党から9票を得た。ドイツZDFは「防火壁」の戦略はこの日をもってなくなったとの主張が出ていると伝えていた。「防火壁」の戦略はナチス時代の反省から主要政党は極右政党と連立を組まないというコンセンサスのこと。5票を投じた左派「ザーラ・ワーゲンクネヒト同盟」はかねてから「防火壁」戦略を重視しない姿勢を明らかにしていてその通りの行動を取ったが、ほかにも4票が投じられた。戦後ドイツの民主主義を支えた政治文化の重要な原則が崩れた例として衝撃をもって受け止められている。州のトップにあたる首相を決める議会の投票は今年12月に行われる見通し。
