今季からエンゼルスでプレーする菊池雄星は、エンゼルスをプレーオフに進出させるというあの大谷でもなし得なかった高難度なミッションを遂行するため調整を続けている。中日から移籍したメジャー1年目の小笠原慎之介(ナショナルズ)は、ブルペンでの投球や守備練習など、約1時間で練習を終了した。練習時間の短さに小笠原は「もうちょっとやりたいって感じ」などと話した。阪神からマイナー契約で移籍したこちらも1年目の青柳晃洋(フィリーズ)は、招待選手としてキャンプに参加し、アメリカでは珍しいサイドスローに注目が集まっていた。昨季レギュラーシーズン登板1試合に終わった千賀滉大(メッツ)は、キャンプ初日にブルペン入りし、持ち球すべてを織り交ぜて合計30球を投げ込んだ。前田健太(タイガース)も初日からブルペン入りした。去年は不調でシーズン中に先発から中継ぎへ配置転換された。先発復帰を目指す。松井裕樹(パドレス)は、課題の左打者対策に収穫があった模様。パドレスのブルペン、野茂英雄アドバイザーの目線の先にはダルビッシュ有がいた。この時期にして早くも150km近い球速をマークした。鈴木誠也が所属するカブスは、日本での開幕戦でドジャースと対戦する。鈴木誠也は柵越えを連発していた。開幕戦で先発予定の今永昇太(カブス)も調整は順調。大谷翔平(ドジャース)は二刀流復活に向け、山本由伸とともに投手陣の練習に参加した。開幕戦で先発予定の山本由伸は、実践形式の練習で打者5人に対し4奪三振を決めた。ロッテからドジャースにマイナー契約で移籍した1年目の佐々木朗希は、調整が順調に進めば開幕第2戦で先発する可能性もある。ブルペンではこれぞ令和の怪物といったピッチングを見せた。