去年10月、アメリカのシカゴを訪れた日本被団協・田中聰司代表理事。“核なき世界”の実現を訴えるため、市民への講演活動などを続けている。国際情勢の変化を受けて、核戦争への危機感はアメリカでも広がっている。ところが今回の滞在中、トランプ大統領が核兵器の実験を指示したと明らかにした。核軍縮に逆行する動きに歯止めをかけたい、田中さんはシカゴ大学へ向かった。1942年この地で原爆開発にも繋がる世界初の核分裂の連鎖反応実験が行われた。その反省と教訓を受け継ぐ科学者たちが始めたのが終末時計の発表。田中さんは、そのメンバーの1人で世界的な物理学者でもあるホルツ教授と面会し、科学者と被爆者が協力して声をあげる必要性を訴えた。ホルツ氏は今後協力を進めていきたいと応じた。
