1歳ほどの子グマを連れた母グマ。顔を高く上げてするどい嗅覚で獲物のにおいを嗅ぎ分けていると考えられるという。何かを察知したのか、母グマがかなり急な斜面を器用に駆け上がっていく。母グマのあとを子グマも追いかけていく。約100mほど進んで立ち止まった先にはシカの群れが。クマの気配を感じたのかシカは一目散に逃げていった。群れの中には子ジカの姿も確認できる。この時はシカに気づかれて獲物をとらえることはできなかった。一部始終を望遠レンズで撮影していた須藤さんは「クマの嗅覚はあなどれない」などと警鐘を鳴らす。