今年のノーベル生理学・医学賞が発表され、大阪大学の坂口志文特任教授、アメリカのシステム生物学研究所のメアリー・ブランコウさん、アメリカのバイオテクノロジー企業「ソノマ・バイオセラピューティクス」のフレッド・ラムズデルさんの3人の受賞が決まった。坂口さんは人間の体内で過剰な免疫反応を抑えるリンパ球「制御性T細胞」を発見した。免疫は本来ウイルスなどを攻撃するが、行き過ぎれば自身の体も傷つける。この過剰な免疫反応にブレーキをかけるのが制御性T細胞で、ノーベル財団は免疫が暴走せず適切に働く仕組みを解き明かした点を高く評価した。この発見はがんやアレルギーの発症を抑える予防や治療への応用が期待されている。日本人がノーベル生理学・医学賞を受賞するのは、2018年の本庶佑さんに続き6人目。
