東京・築地にあるニチレイフーズ本社。大人気サイト「ほほえみごはん」の冷凍の記事を担当しているという笹嶺さん。6月にはサイトで人気の食材の冷凍方法の150種類以上をまとめた本も出版し話題になっている。食材は冷凍すればOKという感覚になりがちだが、3週間を目安に使い切ると良いという。プロが教える冷凍テクニック1つ目は大根。新鮮なうちに使い切らない分を冷凍するのが良いという。まず様々な料理で使えるよう輪切り・いちょう切りなど用途に合わせて切る。断面の余分な水分を拭き取る。冷凍用保存袋に入れ空気を抜いて閉じる。いちょう切りは1食分ずつ小分けにラップに包んでから袋に入れる。保存期間は約3週間。さらに生の大根と冷凍した大根を同じ時間煮たもので食べ比べてみると冷凍した方が美味しいそう。その理由は食材の水分が氷になる時に細胞を破壊するので味が染み込みやすくなるため。2つ目は鶏むね肉。パックのまま冷凍はNG。空気に触れているため乾燥しやすく、お肉のドリップが臭み・霜の原因に。そこでパックのまま冷凍したものと”あるひと手間”を加えて冷凍したものを同じ時間加熱して食べ比べてみる。柔らかさとお肉の解け具合が全然違うという。キッチンペーパーで水分を拭き取ったらそのまま保存袋へ入れる。ここで料理酒をそのまま保存袋へ入れる。弱い酸性のお酒に漬けることで柔らかくなり保水性もアップしてジューシーに。3つ目はシチュー。シチューを冷凍するにはじゃがいもに気を付けなければならない。温かいシチューからじゃがいもを取り出す。潰したじゃがいもをシチューへ戻す。ブロッコリーを入れる場合は粗熱が取れたタイミングで。後は保存袋に入れて冷凍すれば1カ月は持つそう。