レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級の日下尚が金メダルを獲得した。名前の由来は、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子からつけられた。3歳からレスリングを始め、自分は凡人だと気づいて、人一倍の努力を重ねてきたという。足腰を鍛えるために、小学校のときには相撲を習った。決勝の相手は、カザフスタンのジャドラエフ。試合開始30秒で、相手に押し出され、1点を先制された。消極的と判断され、追加点も奪われた。2-0で折り返し、第2ピリオド開始から5秒で、相手を一気に押し込み、マットに倒した。これで4点を奪い、逆転し、勝利した。日下尚は、憧れの場所で優勝できて、まだ実感がない、このために小さいころからきつい思いを乗り越えてきたなどと話した。