リーリー、シンシンとの別れを惜しんで園内には飼育に携わった職員たちのメッセージが展示されている。このうち13年間、2頭をそばで見守ってきた上野動物園の福田豊園長に今の思いを聞いた。福田園長は2頭が来日した当時、飼育現場の責任者を務めていた。リーリーとシンシンがやって来たのは2011年2月、3年ぶりのパンダに地元は喜びに沸いた。しかしその翌月、東日本大震災が起き、一般公開は10日遅れとなった。来日の翌年、自然交配で初めて赤ちゃんが誕生したが僅か6日後に亡くなった。職員らは新たな赤ちゃんの誕生に向け努力を続け。第1子が死んでから5年後にシャンシャンが誕生した。福田さんたちは母親のシンシンと二人三脚で、24時間体制で子育てをしてきた。3か月ほど付きっきりで見守りを続けると赤ちゃんはすくすくと成長。さらにその4年後には双子のシャオシャオとレイレイも誕生した。2頭とともに過ごした13年間を振り返り福田さんは。感謝の気持ちでいっぱいなどと話した。